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総合人間学部関係

 舎密局以来の物理実験機器が多数保存されており,特に明治期のものが多くある。多数の機器がまとまって保存されているのは四高と三高のみであり,三高コレクションは物理学史の資料であるとともに貴重な文化財となっている。
 三高実験機器コレクションのうち明治19年以前の分も多く現存し,明治初期の物理教育を探る貴重な歴史資料となっている。ほとんどが物理教育用器械であるが,一部医学用も混じっている。イギリスのNegretti & Zambra製のように高価な欧米製器械も見られ,当時から実験機器の充実に力を入れていたことがうかがえる。
 なお、これらの資料の一部は『近代日本と物理実験機器-京都大学所蔵 明治・大正期物理実験機器』(永平幸雄・川合葉子編著、京都大学学術出版会、XVIII+349p、2001)に収められている。サンプルページ