京都大学総合博物館開館1周年記念催し

「総合博物館の展示を語る-文系・理系教官競演」

開催報告


 京都大学総合博物館は、平成14年6月1日、展示の通年公開を旨として開館して以来1周年を迎えた。そこでこれを記念して6月1日(土曜日)午後1時30分から表題のような記念の催しを行った。公開1周年ということで、一般からの参加者を募り、専門の教官が展示の親しく解説するという形式を取った。具体的には、角谷岳彦助手が「芦生の森の花と昆虫の共生を語る」、山中一郎展示教授が「考古学展示を語る」という内容で案内を引き受けて下さった。京都新聞や産経新聞に取り上げられ、応募者は当初予定の40名を上回り、60名となった。担当の両教官が、同じプログラムを並行して2回走らせることを決断し、応募者全員に参加していただけることとなった。
 当日は、児童・生徒とその保護者を中心とするグループと、社会人・熟年を中心とするグループに分け、両教官が年齢層に応じた内容で催しを進めた。参加者の反応はきわめて良く、16時10分の解散を予定していたが、結局終了したのは、閉館ぎりぎりとなった。催しの終わりには瀬戸口烈司館長から無料入場券付きの終了証が参加者全員に手渡しされ、思わぬプレゼントに参加者に喜んでいただけたようである。