表紙の資料写真について
ヒラマキエンザ Hirasea planulata (右上) ヒラセキセルモドキ Hirasea planulata (右中) オオシマチョウジガイ Mormula hirasei (右下)
平瀬貝類コレクション
京都市岡崎に大正2~8年に貝類博物館を開設した平瀬輿一郎氏の所蔵標本の一部だった9295点が、理学研究科動物学教室および地質学鉱物学教室に保存されてきた。明治期に収集された充実した国内外産の貝類標本コレクションである。すでに絶滅した地域個体群の標本を含むなど、貝類分類学や環境変遷の研究にとってきわめて重要であるとともに、明治・大正期の科学史を知る上でも貴重なものである。
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