公開講座

「 日記が開く歴史の扉 」

平成15年5月10日、17日に京都大学学術情報メディアセンター「北館」において開催されました。


わが国には古代以来数多くの日記が残されてきた。古代国家の公務記録や平安貴族の私日記、武家・寺社の日記など書く主体はさまざまであるが、日々書き継がれる日記はその内容がおおむね正確であるため、歴史を知るための基本資料とされてきた。本講座では、平安期・院政期・室町期・江戸期の各時代の日記をとりあげ、その日記が残された時代相や日記の伝える史実についてわかりやすく解説する。

5月10日(午前の部) 日記のはじまり
大学院文学研究科助教授 吉川真司

5月10日(午後の部) 後陽成天皇と観修寺光豊
大学院文学研究科教授 藤井讓治

5月17日(午前の部) 室町時代における日記の展開
大学院文学研究科助手 野田泰三

5月17日(午後の部)  新紹介の兵範記を中心として
京都大学名誉教授 皇学館大学大学院文学研究科教授 上横手雅敬