国際ブレイク学会「ブレイクと東洋」関連資料展示

ブレイクと出会った日本,その喜ばしき日々


 大正初期,イギリス・ロマン派の詩人・画家・銅板画師ウィリアム・ブレイク(William Blake 1757-1827)が,文芸雑誌『白樺』誌上で,日本で初めて本格的に紹介された。本展は日本におけるブレイクの初期の移入の状況を,主に文献資料によって紹介する。『白樺』主催のブレイク展で展示された複製画や,当時のブレイク・コレクターの所蔵品を紹介することで,当時の日本人が実際眼にしたブレイクを再びここに蘇らせる。

展示構成
 I.ブレイクと出会った日本
  1 明治の文豪とブレイク
  2 柳 宗悦と『白樺』によるブレイクの紹介
  3 『白樺』主催のブレイク展
  4 ブレイク受容の展開とブレイク100年忌
 II.日本の「ブレイキアン」
  1 岸田劉生と『白樺』派の美術家
  2 村上華岳と国画創作協会
  3 ブレイク蒐集家・長崎太郎

主催:京都大学総合博物館,国際ブレイク学会組織委員会
協力:日本民藝館,日本英文学会,イギリス・ロマン派学会,日本比較文学会,英国ロマン派学会(BARS),ブレイク協会,ブリティッシュ・アカデミー,奈良女子大学,京都大学総合人間学部,大学院人間・環境学研究科他
後援:京都大学教育研究振興財団,日本万国博覧会記念協会,ブリティッシュ・カウンシル