インクルーシブデザインユニット by 京都大学情報学研究科

月19日はインクルーシブデザインの日

活動目的

本ユニットは、大学の社学連携事業の一環として、市民団体やNPO、学校、病院など地域貢献組織と、企業を巻き込んだものづくりコミュニケーションの場づくりです。とくに本プロジェクトがかかげるインクルーシブデザイン手法は、障害のある人や高齢者、子どもなど、これまでデザインのメインターゲットからエクスクルード(除外)されてきた人々を積極的にデザインプロセスにインクルード(包括、巻き込む)する手法であり、このカリキュラム開発の過程で協創的なコミュニケーション能力を習得可能な人材の育成を目指しています。

ユニーバーサルデザイン普及の一つの鍵は、実際のユーザとものづくりに関わるデザイナやエンジニア同士の直接対話の機会です。ユーザは単にクレームを述べるのではなく、ものづくりの議論の中に建設的に実体験を投じるようなコミュニケーション能力が不可欠だからです。同時に、デザイナやエンジニアもその対応が特別なことではなく、多様なユーザを包括する上で不可欠な視点であることを受け入れなければなりません。

パートナの深いニーズを一方的に引き出すというよりはむしろ、積極的な情報交換と総合学習を通じてニ-ズそのものを顕在化させる必要があります。社学連携コーディネーションに必要な6つのスキル(下記参照)のうち、多くのスキルを学生のみならず、障害のある人や高齢者などユーザ自身、さらには企業のデザイナやエンジニアらが実践的に身につけられる場づくりが重要です。

社学連携コーディネーションに必要な6つのスキル

  1. 社学連携の理解
  2. インタビュー法
  3. 研究調査
  4. シナリオ構想
  5. ワークシヨップ・プロデュース
  6. 異分野コミュニケーション

実施内容

聴覚障害の人とどのようにデザインコミュニケーションをとればよいのか、二分脊椎症の人が家電製品の利用にどんな不自由を感じるのか、視覚障害の人が生活で出会う困難とは何か。学生や企業参加者には、ユニバーサルデザイン製品の研究や開発に携わっていても、当事者と深く対話を続けない限りには想像もつかないような事象に出会う機会を提供することができます。障害のある人や高齢者の社会参加を支援する市民団体やNPOにとっては、社会参加の新たな選択肢を得られると同時に、企業を介して経済活動と継続して対話し続けられるビジネスモデルを確立できることが肝要です。

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