企画展・特別展

平成28年度特別展 「日本の表装-紙と絹の文化を支える」

開催期間:

 

京都大学総合博物館 平成28年度特別展

「日本の表装-紙と絹の文化を支える」
  SOUKOU-The Japan Way to Beautify and Preserve Cultural Heritage 

 東アジアには、絵画や書と一体となって、作品を引き立て、かつ、保存に役立つ表装の文化があります。紙や絹を用いた作品を、表装により大切に守り美しく彩る営みは、日本においても古代に始まり、現在にいたるまで、独自の美と技術を育んできました。この展覧会では、その美しさと歩みをたどり、表装の技術と、技術の進歩を支えた修理をめぐる思想の到達点をご紹介します。

 絵画や書、古文書など、紙や絹を用いた歴史的遺産を未来に伝えるための修理の技術は、この40年程の間に格段の進歩を遂げました。なぜ残すのか。 どのように残すのか。文化財の修理では、二つと無い個性を持った作品を、歴史や素材など様々な角度から分析し、最善の方法を追求します。本会場では、表装を用いた文化財修理の最前線をご覧いただきます。

 

●画像をクリックするとPDFで詳細をご覧いただけます●

主催:京都府、京都大学総合博物館、京都文化博物館、一般社団法人 国宝修理装潢師連盟

後援:京都府教育委員会、京都市教育委員会

協力:京都府教育庁指導部文化財保護課、京都府立大学文学部歴史学科

文化庁 平成28年度文化庁 地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業 


< 京都文化博物館との共同開催 >

 総合展示「日本の表装ー掛軸の歴史と装い」

 会期:平成28年12月17日(土)~平成29年2月19日(日) 
 会場:京都文化博物館 2階総合展示室 京の至宝と文化のゾーン 
 開館時間:10時~19時30分(入場は19時まで) 
 休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始(12月28日~1月3日) 
 入場料:一般500円(400円) 大学生400円(320円) 高校生以下無料( )内は団体料金

  京都文化博物館のホームページ

 

当館での関連イベント 

 ■■土曜連続講演会■■

講演内容:1月14日 岡 興造(岡墨光堂会長)「表具師から装潢師へ」
     1月21日 根立研介(京都大学大学院文学研究科 教授)
          「日本の文化財の修理をめぐって-彫刻の修理の場合-」
     1月28日 湯山賢一(奈良国立博物館長)「古文書修理の歴史と理念」
     2月  4日 横内裕人(京都府立大学文学部 准教授)
          「前近代における書跡・古文書修理の諸相」 
     2月11日 平川佳世(京都大学大学院文学研究科 准教授)
          「近世ヨーロッパ美術と修復」 
          増記隆介(神戸大学大学院人文学研究科 准教授)
          「平安時代の仏画制作とその修理」

 日 時:毎週土曜日 14:00~15:30 ※2月11日のみ13:00~15:30

 所:総合博物館 本館3階 講演室

受講料:無料(但し、博物館への入館料は必要)

申込み:不要(先着順 約80名)


 ■■子ども博物館 忍者の巻物を作ろう!■■

京都大学のお兄さんお姉さんと一緒に、忍者の巻物をつくってみよう

日 時:毎週土曜日 10:00~16:00

場 所:総合博物館 ロビー

受講料無料(但し、博物館への入館料は必要)

申込み:不要

協 力:一般社団法人伊賀上野観光協会


■■展示解説■■
会期中の毎週土曜日・日曜日に大学院生たちによる展示解説を行います。
スケジュールは、こちらからご確認ください↓

お問合せ

京都大学総合博物館 TEL:075-753-3272