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縮尺:1/20、建立年代:大正10年(1921)、設計:臨時議院建築局 矢橋賢吉、購入:大正11年(1922)9月20日、納入:臨時議院建築局
枢密院とは大日本帝国憲法下における天皇の最高諮問機関のことであり、強大な天皇大権を規定した憲法を擁護するために明治21年(1888)に設立され、「憲法の番人」と呼ばれた。枢密院は昭和22年(1947)に廃止されたが、建物は皇宮警察本部として現存する。
構造は鉄筋コンクリート造で、外装は人造石貼り、屋根はスレート葺、内部壁は漆喰塗り及びデコレート塗り仕上げ、床面は木造リノリウム敷きのほか、コンクリート面にマグネシヤセメント塗りを施し、中央にタイル及び真鍮のモザイクが見られる。 |