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縮尺:1/10、建立年代:南北朝時代、嘉慶2年(1388)、購入:大正12年(1923)6月5日、納入:大木百太郎
長保寺は和歌山県下津町にある紀州徳川家の菩提寺である。平安時代後期に性空上人が開いたと伝え、中世には天台・真言の両派に転派を繰り返している。大門の他、本堂(鎌倉後期 延慶4年1311)・多宝塔(鎌倉後期)の3棟が国宝に、鎮守堂が重要文化財に指定されている。
技法的にも意匠の上でも、和様に禅宗様・大仏様の混じったいわゆる折衷様の門の一例であり、和歌山県北部の地域的特色をよく示す建物である。 |