企画展・特別展

2010年春季企画展「科学技術Xの謎ー天文・医療・文化財 あらゆるものの姿をあらわすX線にせまるー」

開催期間:

■X線ってなんだろう?

 X線というと、殆どの人は病院でのレントゲン写真や空港での手荷物検査を思い浮かべるでしょう。しかし、実は私たちの想像をはるかに超える多くの分野でX線は利用されています。
宇宙の様子、文化財の塗料の成分の分析、タンパク質の構造など、あらゆるものの形を私たちの目に映し出し、今日の幅広い学問分野を支えているのです。
 身近なようでいて、その魅力を十分には理解できていないX線。日本のX線研究の原点ともいえる技術史資料の展示などを通して、X線が社会に対してどのような貢献をしてきたのか、どのような価値をもたらしたのかを、研究者の歩みとともにご覧ください。

■期間限定展示:X線写真でみる「マリア十五玄義図」と古代エジプトの「鳥ミイラ」

2010年5月12日(水)ー6月13日(日) 京都大学総合博物館2F 第1企画展示室
X線研究の対象となった貴重資料の実物を一部期間のみご覧いただくことができます。

 ■公開講座

「科学技術X線」をテーマに、その基本的な仕組みから最先端技術の解説、京都での産学連携の先駆けともいえる村岡範為馳と島津源蔵の研究開発エピソードの紹介、研究現場でのX線の具体的な利用法など、企画展と連動した全4回の連続公開講座を開催します。(事前申し込み要)
 
第1回:6月5日(土)【X線解体新書ーレントゲンからSPring-8までー】
講師 北村英男 [理化学研究所XFEL計画合同推進本部光源研究開発グループディレクター]
第2回:6月12日(土)【京都大学創立期の村岡範為馳と島津源蔵ーX線を支えた連携】
講師 西山伸 [京都大学大学文書館准教授] 左近茂樹 [島津創業記念資料館館長]
第3回:6月19日(土)【X線でひもとく木の文化】
講師 杉山淳司 [京都大学生存圏研究所教授]
第4回:6月26日(土)【宇宙を駆けるX線:元素の合成と輪廻】
講師 小山勝二 [京都大学名誉教授]
 
時間:各日13時30分~16時 
会場:京都大学総合博物館2階セミナー室
受講料:6,200円 定員:30名
 
官製はがき・電子メール・FAXのいずれかでお申し込み下さい。はがき表または件名に
「公開講座申込」と明記し、必要事項を記入のうえ、ご送付ください。 
 
必要事項:(1)住所 (2)電話番号 (3)氏名(ふりがな) (4)年齢 (5)職業
申込締切:2010年5月13日(木)
送付先:〒606-8501京都市左京区吉田本町 京都大学総合博物館
公開講座申込専用アドレス:koukai@inet.museum.kyoto-u.ac.jp
 
※応募者多数の場合は抽選とします。
※全講義を通しての受講料です。受講決定通知後に受講料を振込み願います。
納められた受講料は返金できません。
※申込は1人1通とし、複数の申込は無効とします。受講申込の受付採否は後日お知らせします。
※今回取得した個人情報は、京都大学総合博物館にかかる関連行事以外の目的で使用することはありません。
 
 

         

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