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[第4回 公開講座]人間と自然の共生をめぐって





  • 期 間:平成10年11月14日・21日・28日・12月5日(各土曜日 計4回)

  • 時 間:各回 午後1時30分 - 午後4時00分

  • 場 所:京都大学理学部2号館第一講義室(理学部動物学教室のある建物の1階です。自家用車による来館はご遠慮ください。)

  • 定 員:80名

  • 受講料:5400円 (全講義を通しての受講料です。納められた受講料は返金出来ません。)

  • 申込方法:現金書留又は受講料直接持参によりお申し込みください。

    現金書留の場合は下記のものを同封して下さい。

    1. 受講料

    2. 住所・氏名・年齢・職業・電話番号を記入した用紙(形式は問いません。)

    3. 返信用封筒(表側に宛名・郵便番号を記入し80円切手を貼って下さい。)

    受講証・領収書等をお送りします。

    <持参の場合の受付時間>平日午前10時 - 午後4時

  • 申込期間:10月12日(月) - 10月30日(金)

  • 定員:80名



郵送先ならびに問い合わせ先:

〒606-8501 京都市左京区吉田本町 京都大学総合博物館

     TEL: 075-753-3274



演題及び講師


11月14日(土):日本の森林に学ぶ - 21世紀の人間と自然の共生

        総合博物館長 河野 昭一

 日本の森林相は、コスト至上主義の森林経営、乱開発、また酸性雨などにより21世紀初頭に壊滅的崩壊すらおこしかねない危機的状況にある。しかし、つい最近まで日本の森林には地域ごとの個性を熟知した林業の伝統があり、手厚く育み、その果実をいただくという思想により保全されてきた。このような日本人と森林との関わりの伝統を手本に21世紀の人間と自然の共生のあり方を探る。


11月21日(土):帰化哺乳類と人間活動

        総合博物館 助手 本川 雅治

 人間によって持ち込まれた帰化哺乳類が最近になって日本で急増している。それらが在来種や人間生活に与える問題を取り上げることにより、人間と哺乳類の共生の道を探る。


11月28日(土):多自然型川づくり工法の実際

        総合博物館 助教授 城下 荘平

 治水や利水のみを考慮した従来の川づくり工法を見直し、自然との調和を考慮した多自然型と称される新しい川づくり工法が近年、試みられている。その実施例を写真によって紹介する。


12月5日(土):魚と、どうつきあうか

        総合博物館 教授 中坊 徹次

 魚は漁業をとおして古くから私たち人間との関わりが深い。最近は釣り、ダイビング、室内アクアリウムの普及で益々私たちの身近な存在になっている。このような中で、どうすれば魚と永く付き合えるのか、について述べる。