No.7目次へ戻る [第4回 公開講座]人間と自然の共生をめぐって記
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演題及び講師
11月14日(土):日本の森林に学ぶ - 21世紀の人間と自然の共生
総合博物館長 河野 昭一
日本の森林相は、コスト至上主義の森林経営、乱開発、また酸性雨などにより21世紀初頭に壊滅的崩壊すらおこしかねない危機的状況にある。しかし、つい最近まで日本の森林には地域ごとの個性を熟知した林業の伝統があり、手厚く育み、その果実をいただくという思想により保全されてきた。このような日本人と森林との関わりの伝統を手本に21世紀の人間と自然の共生のあり方を探る。
11月21日(土):帰化哺乳類と人間活動
総合博物館 助手 本川 雅治
人間によって持ち込まれた帰化哺乳類が最近になって日本で急増している。それらが在来種や人間生活に与える問題を取り上げることにより、人間と哺乳類の共生の道を探る。
11月28日(土):多自然型川づくり工法の実際
総合博物館 助教授 城下 荘平
治水や利水のみを考慮した従来の川づくり工法を見直し、自然との調和を考慮した多自然型と称される新しい川づくり工法が近年、試みられている。その実施例を写真によって紹介する。
12月5日(土):魚と、どうつきあうか
総合博物館 教授 中坊 徹次 魚は漁業をとおして古くから私たち人間との関わりが深い。最近は釣り、ダイビング、室内アクアリウムの普及で益々私たちの身近な存在になっている。このような中で、どうすれば魚と永く付き合えるのか、について述べる。 |