開催期間:
文化財発掘
ー京大キャンパス出土の埴輪ー
京都大学文化財総合研究センターは、大学構内の地中に眠る埋蔵文化財を中心に、その調査・分析から保管・活用にいたるまで、総合的な研究を実践しています。前身の埋蔵文化財研究センター時代を含め、35年にわたって延べ100,000㎡におよぶ埋蔵文化財の発掘調査をおこなってきました。
今回の特別展では、京都大学吉田キャンパスの国際交流会館建設に先立つ発掘調査で出土した古墳時代の資料を展示します。この調査では、墳丘の失われた古墳の溝から多量の円筒埴輪とともに馬形・家形といった形象埴輪や人物埴輪が出土しました。これらの埴輪群がどのように出土したか、破片の接合から読み解いてみます。また、埴輪をともなった古墳の位置づけを考えるために、これまでの調査で見つかっているほかの古墳出土文化財からも、参考資料を展示します。
日々先端的な教育・研究が行われている京都大学キャンパスにも地域の歴史を解き明かす上で重要な埋蔵文化財があることを知っていただき、過去に思いを馳せる機会となれば幸いです。
主催:京都大学総合博物館・京都大学文化財総合研究センター
※左側のチラシをクリックするとPDFで開きます。
関連イベント
◆ギャラリートーク 「京都大学キャンパス出土の古墳時代資料についてー展示解説とともにー」 伊藤淳史(京都大学文化財総合研究センター助教) 冨井 眞(京都大学文化財総合研究センター助教)
日時:2015年4月5日(日)10時30分から11時30まで 開催場所:ミューズ・ラボおよび展示会場 無料(ただし、博物館の観覧料は必要)