1876年5月10日に日本で最初の地質図が発行されたのにちなんで、2008年に5月10日は「地質の日」に制定されました。京都大学地質学鉱物学教室と総合博物館は今年もみなさまに「地質の日」を体感してもらうための多数の企画を用意しました。
日時
2012年5月12日(土)、13日(日)
場所
京都大学総合博物館 1階 ホール
イベントの詳細
特別展示1:大陸移動の100年史
―すべての大陸はかつてひとつだった―ウェゲナーによる提唱から100年、われわれの世界観を変えた「大陸移動説」の激動の歴史を振り返ります。
展示内容
・ウェゲナーの著書『大陸と海洋の起源』原本
・古地磁気からみる大陸移動‐松山基範の足跡‐
・大陸移動がつくった「世界の尾根」‐ヒマラヤ山脈の岩石サンプル‐
・ハワイの溶岩展示
特別展示2:小惑星探査機はやぶさ
約7年に及ぶはやぶさの軌跡を振り返りつつ、はやぶさが持ち帰った小惑星イトカワのサンプルについて、現在京都大学で行われている研究を紹介します。
展示内容
・はやぶさが持ち帰ったものから分かること(ポスター発表)
・はやぶさ、イトカワ再現模型
・はやぶさDVD上映・関連書籍展示
展示:地鉱教室の現在~最新の“地”識あります!
現在京都大学理学部地質学鉱物学教室で日夜取り組まれている最新の研究内容のポスターや、多種多様な標本 (化石、鉱物、岩石、他多数 !) の実物展示を行います。
展示内容
・アンモナイトからイルカまで~多種多様な化石の研究
・月の地質
・シュードタキライト-地震の化石-
体験企画:実際に地学に触れてみませんか?
・水槽実験‐川の地層をつくろう‐:12日(土)15:30~、13日(日)11:00~
・紙で作ろう鉱物の形
・化石スケッチ体験
・化石クリーニング実演
大地を知る。~ミニ講義企画~
大地は語る2012では日夜研究に励んでいる大学院生、教員の講演も行います。
地鉱教室が取り組んでいる最新の研究内容を一般の方にも分かりやすいようにお話しします。研究者たちの生の声が聞けるまたとないチャンスです。もちろん皆様からの質問・疑問にもその場でバッチリ回答いたします。
○5月12日(土)
13:00- 堤昭人 助教 『岩をも溶かす岩石摩擦のはなし』
14:30- 長谷川航 『鍾乳洞から探る気候変動』
15:00- 岩出昌 『Let\’s go field』
○5月13日(日)
13:00- 土 \’ 山明 教授 『「はやぶさ」サンプルを分析する』
14:30- 牲川菜月 『三連双晶霰石のプロフィール~光学顕微鏡が教えてくれること~』
15:00- 岡林識起 『過去へ!~化学が解き明かす太陽系ヒストリー~』
申し込み
不要です 直接博物館にお越しください
参加費
無料です。ただし、博物館への入館料は必要です
問い合わせ先
京都大学総合博物館
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
TEL: 075-753-3272
主催
理学研究科地質学鉱物学教室、京都大学総合博物館
「大地は語る2012」公式HP
http://www.kueps.kyoto-u.ac.jp/news/geologyday2012.html
(詳細な情報を随時更新いたします!)