茶運人形の機構 |
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この図は人形の底部を表しています。左が前方(Front)、右が後方(Back)です。レバー(a)は下に支点があり、(a)の上端に結びつけられた糸と板バネ(b)によって(a)の上端は常に時計回り、すなわち、後方へ引張られています。(a)の上端はまた、連結棒を介して前輪(d)のハンドル(e)に糸で結ばれています。回転円盤(c)の突起が(a)の先端に接触していないときは(d)は前方へ直進の方向を向いていますが、(c)の突起が
(a)に接触し、(b)以上の力で(a)の先端を前方へ動かすと、(e)は時計回りに回転し、人形は右折します。(c)の突起が(a)から離れると(d)は(b)の力によって直進の方向へ戻ります。ここで、(c)と(a)の組み合わせはカム機構です。 |