実施日:
演題及び講師
- 4月11日(土)「モノ―文化財―との対話」
- 京都大学総合博物館 准教授 岩﨑奈緒子
- 講演概要:
京都大学は数多くの文化財を収蔵しています。古地図や古文書、考古遺物、技術遺産など、その種類は多岐にわたりますが、それらを様々な視点から観察し、調べてゆくと、予想外の発見に出合います。企画展示に陳列した展示品の中からいくつかを選び出し、モノとの対話を深めた道筋をたどり、発見するおもしろさ、そして、モノから広がる豊かな世界をご紹介します。 - 4月18日(土)「地図からみえる文化交流」
- 京都府立大学講師 上杉和央
- 講演概要:
日本人は「海の向こう」の世界をどのようにイメージし、そして「海の向こう」からやってくる人々・情報とどのように交流したのでしょうか。このような問いを考えていく上で、地図は多くのことを教えてくれます。今回は、地図がどのように作られたのか、そしてどのように利用されたのか、ということをひもときながら、日本と他地域との文化交流に迫ります。 - 4月25日 (土)「戸籍大帳を通して見る朝鮮近世社会」
- 放送大学教授 吉田光男
- 講演概要:
朝鮮では、古代中国で発生した戸籍システムが近世末期まで生きていました。その台帳「戸籍大帳」は、日本の宗門改帳や欧州の教区簿冊などとならぶ近世社会研究の基礎史料として評価されています。現住者を3年ごとに居住地で登録させる一種の住民台帳ですが、その記述は、居住者の姓名・本貫・年齢・性別・職役・四祖(父・祖父・曾祖父・外祖父)など詳細を極めています。この戸籍の読み解きかた、そしてそこから見えてくる朝鮮近世社会の姿についてお話します。 - 5月2日 (土)「考古学の研究成果と博物館展示」
- 京都大学総合博物館教授 山中一郎
- 講演概要:
フランスの博物館に博士学位を取得した考古学の専門家が「展示設計者」として配置されたのは1970年代末のことでした。そのころ「革命的」と評価された展示も更新の時を迎えています。その展示法の変遷のなかで考古学研究がどのように変わったかをお話します。
期日
平成21年4月11日、4月18日、4月25日、5月2日(各土曜日 計4回)
時間
各日午後1時30分~午後4時
会場
京都大学総合博物館 2階セミナー室(エレベーター有)
定員
30名(応募者多数の場合は抽選)
受講料
6,200円
※全講義を通しての受講料です。受講決定通知後に受講料を振込み願います。納められた受講料は返金できません。
申込方法
官製はがき・電子メール・FAXでお申し込みください。
【官製はがきの場合】
(1)「公開講座申込」の旨(2)住所(3)電話番号(4)氏名(ふりがな)(5)年齢(6)職業を明記のうえ、下記宛先にお申し込みください。
【電子メール・FAXでの申込】
(1)件名を「公開講座申込」とし、上記(2)~(6)を明記のうえ、下記宛先に送信してください。
※申し込みは1人1通とし、複数の申し込みは無効とします。受講申込の受付採否は後日お知らせします。
※今回取得した個人情報は、京都大学総合博物館にかかる関連行事以外の目的で使用することはありません。
申込締切
2009年3月19日(木曜日)
※ただし、定員に達しない場合、締切後も申込を受け付けます。
申込・問い合せ先
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
京都大学総合博物館
[TEL] 075-753-3272
[FAX] 075-753-3277
[申込用アドレス]koukai*inet.museum.kyoto-u.ac.jp(「*」を「@」に変えてください)