イベント

企画展「埃及考古」関連イベント 「文字:書くモノと書かれるモノの技術史-楔形文字からヴァーチャルリアリティまで-」

実施日:

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企画展「埃及考古」の展示資料の一部を「書くモノと書かれるモノ」という視点で眺め、「文字」にまつわるあれこれを考える「学校」的な一日限定展示+ワークショップを企画しました。

ぜひご友人、お知り合いをお誘いあわせのうえ、ご参加ください。

企画/進行:塩瀬隆之(京都大学総合博物館)、元木環(京都大学情報環境機構/学術情報メディアセンター)

日時

2011年10月22日(土曜日)10時30分‐16時30分

会場

京都大学総合博物館 2階企画展示室

申込み

不要(満席の場合は立見となります)

※1限目の体験「楔形文字を粘土板に刻もう」のみ事前申し込みが必要です。
メールで、宛先:mirainomoji*live.jpまで(「*」を「@」にかえてください。)
1.氏名と年齢(参加者全員)
2.代表者連絡先をお送りください.
10月21日(金)17時までに、参加の可否を回答いたします。
注)申し込みがない場合や定員を超えた場合、優先的には体験できませんが、材料や時間の許す限り、会場の方にも参加頂けます。また、体験の見学はご自由にして頂けます。

参加費

無料(ただし、博物館入館料は必要です)

ワークショップ時間割

【朝礼】10:30-11:00
・ガイドツアー「筆記具と被記物」
講師の先生の方々と一緒に、博物館で行われている「埃及考古」展の展示室をまわります。今回は「エジプト考古学資料」としてではなく、「書くモノと書かれるモノ」
という視点でいくつかの展示物を見つめてみましょう。

【1時限目】 11:00-12:00
・講義「解読への挑戦ーヒエログリフから楔形文字へー」
・体験「楔形文字を粘土板へ刻もう」(定員20名)
吉田和彦先生(京都大学文学研究科/歴史言語学)
文字がなぜ作られるようになったのか、文字のかたちを追う事でさまざまな想像が想起されます。文字の始まり、また今では使われていない文字の解読について、お話し頂きます。

【お昼休み】 12:00-13:00
・黒板とチョーク、ホワイトボードとマーカー、蝋板と釘、粘土板と割り箸、紙と鉛筆、筆と和紙、などなどいろいろな筆記具と被記物(とそれになりそうなモノ)を用意しています。自分の手で筆記具を作ったり、手を加えたり、かいてみたり...試してみましょう。

【2時限目】 13:00-14:20
・対談「筆記具(かくもの)と被記物(かかれるもの)の変遷」
泉拓良先生(京都大学文学研究科・先史考古学)×港千尋先生(多摩美術大学/写真家・映像人類学)
ひとは太古のむかしから「かくもの」と「かかれるもの」を、どのように選び、手を加えてきたのでしょうか。さまざまな考古資料や写真などを見ながら、その変遷についてお話をしていただきます。

【3時限目】 14:30-15:00
・デモ「空中描画(Aerial Drawing)」
大崎章弘先生(日本未来科学館/メディア情報学・ヒューマンインターフェース)
空中に文字が書ける?! びっくり空中描画のシステムのデモンストレーションを行います。

【4時限目】 15:10-16:30
・対談「未来の文字へ」
奥村昭夫先生(京都大学学術情報メディアセンター/グラフィックデザイナー)×大崎章弘先生
2次元の文字を扱ってきた奥村先生と3次元で文字を扱う大崎先生。お二人に文字をかくこと、文字を見ることの身体感覚についてお話しいただきます。

展示

「埃及考古」企画展示室内(企画展期間中展示)
・パピルスとReed pens
・Wax Tablet と Ivory Stylus or pen
など

特別展示(予定)(10月22、23日のみ展示)
・呪いの鉛板(Curse Tablet)(ローマ時代3世紀頃)
・鉛製分銅(ヘレニズム時代前2世紀)
・楔形文字資料(粘土板など)