イベント

2016 Lecture series -研究の最先端-開催報告(no.143)

実施日:

 

 対談形式の新レクチャーシリーズ2016が終了いたしました。ご来館いただきました参加者の皆様方、ご登壇いただきました先生方、すべての方々に感謝いたします。
来年度も対談形式での開催を予定しておりますので、ご登壇者の先生方が決まりましたらHPや館内の広報媒体にてご紹介させていただきます。来年度は時間帯を土曜日午後に変更する予定にしておりますので、開催時間等については改めてご確認をいただけますと幸いです。
 

 一年間ご注目くださり誠にありがとうございました。

 
総合博物館 企画部社会連携委員会
2016年11月16日 

第5回(no.143)「オーロラの爆発はなぜ起こるのか?」開催報告

 第5回は、天空に舞う神秘的なオーロラを研究をされている、京都大学生存圏研究所 海老原祐輔准教授にご登壇いただきました。オーロラはどのようにして、あのような美しい光を放ち、艶やかに舞っているのか。誰もが憧れるオーロラの秘密をたくさん教えていただきました。

 当日、レクチャーの中でもいろんな質問にお答えくださいましたが、その場で回答しきれなかった他の来館者の関心事にも回答をご準備してくださいましたので、一部ではありますがホームページ上で共有させていただきます。

■勧められる本:まったくの一般向けではなく、少し専門的な本を教えてほしい。

◆太陽地球系科学(地球電磁気・地球惑星圏学会 学校教育ワーキング・グループ (著, 編集) 京都大学学術出版会 2010年発行)
 
■オーロラオーバルが何故円形になるのかが気になった。
◆大雑把にいえば、磁気圏に閉じ込められたプラズマのエネルギー密度が高いところに対応すると言えます。極付近では地球の磁力線が開いているためにプラズマは逃げてしまいます。一方、外からやってくるプラズマを赤道付近に運ぶためにはエネルギーが必要なのである緯度より低緯度側ではプラズマのエネルギー密度が極端に低くなっています。その結果、オーロラはオーバル状に分布すると考えることができます。