イベント

JAXA・相模原市協力 全国一斉ミニ展示「比べてみよう! 天体のカケラたち」

実施日:

2020年12月6日、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」で採取した約5.4gのサンプルを地球へと届けました。このような貴重な試料を通して、宇宙の謎を解明することや、科学や技術を追求することの楽しさを実感していただきたいとの考えのもと、JAXA・相模原市・民間団体が共同で、リュウグウ粒子レプリカの全国への配付と展示を決めました。レプリカは等倍と10倍拡大の二種類が作成され、全国191施設で一斉に展示される予定です。当館も6月12日よりレプリカの展示を行います。

当館の展示では、リュウグウ粒子レプリカに加え、初代「はやぶさ」が持ち帰った小惑星「イトカワ」の粒子のレプリカ(𡈽山明 京都大学名誉教授 寄贈)を一緒に展示します。リュウグウ粒子とイトカワ粒子拡大レプリカを見比べながら、「はやぶさ」と「はやぶさ2」の違いについても知って頂ければと思います。また、研究で使用される本物のいん石(スライス)やいん石に含める鉱物の展示も行います。いん石はサンプルリターンとは対極の立ち位置であることを解説し、両者の利点・難点について学んでいただける展示を行います。これらの地球外の物質と地球の石との違いもあわせて解説・展示します。

小規模な展示ですが、普段目にすることのないこれらの標本の観覧を通して、はやぶさ2が成し遂げた偉業と、地球外物質研究の奥深さを体感していただければと思います。

 

画像をクリックしていただくとチラシ(pdf)をご覧いただけます

主な展示品

はやぶさ2(リュウグウ)粒子(等倍・10倍拡大)

はやぶさ(イトカワ)粒子(~1000倍拡大)

いん石

地球の鉱物・岩石

展示期間

2022年6月12日(日)ー26日(日)

会場

京都大学総合博物館 1階エントランス

主催

京都大学総合博物館

協力

JAXA 宇宙科学研究所はやぶさ2プロジェクト

JAXA 宇宙科学研究所と夢を創る会

銀河連邦サガミハラ共和国(相模原市)