企画展・特別展

日本文化に見た夢 お雇い外国人建築家コンドル先生 重要文化財「ジョサイア・コンドル建築図面」

開催期間:

明治10年(1877)、イギリスから一人の若い建築家が来日しました。ジョサイア・コンドルです。お雇い外国人として工部大学校造家学科(現・東京大学建築学科)で教鞭を取る一方、鹿鳴館などの設計にたずさわりました。その後、邸宅建築家としても才能を花咲かせ、優れた作品を数多く残しています。

そのコンドルが日本文化の愛好者・研究者だったことはあまり知られていません。コンドルは設計のかたわら日本庭園や生け花の研究にいそしみ、また日本画家河鍋暁斎に師事し、「暁英」と号したほどでした。日本文化への関心と共感は、かれの建築作品にも表れています。

「日本近代建築の父」コンドル先生の遺した美しい建築図面(京都大学所蔵、重要文化財)から、かれが日本文化に見た夢の軌跡をたどります。

 

    

     チラシ表(742KB)                     チラシ裏(670KB)

 

 記念講演会 『ジョサイア・コンドルと日本文化』

 

 「日本近代建築の父」ジョサイア・コンドルは、生け花や絵画、庭園、建築などの日本文化を愛し、自ら学び、研究しました。こうした軌跡をたどりながら、彼の遺した美しい建築図面(重要文化財)と現存する建築作品について語ります。 

日時 平成21年12月11日(金) 14:00-15:00
場所 京都大学総合博物館ミューズ・ラボ
講師 高橋康夫 氏(京都大学大学院工学研究科教授)

お問い合わせ:京都大学図書館機構(TEL/075-753-2613)