企画展・特別展

2019年度企画展「タイムライン-時間に触れるためのいくつかの方法-」

開催期間:

2019年度企画展 

タイムライン 時間に触れるためのいくつかの方法

 本展覧会は、京都で活躍した造形作家井田照一の作品と、若手の現代美術作家3人と1グループによる新たな作品とを響き合わせることを通じて、さまざまな素材を使って表現された近現代の芸術作品が遭遇する問題、すなわち、時間の経過とともに作品に起こる変化をどうとらえるのかという問題に迫ろうとする展覧会です。

 作家の生み出す作品は、時間の経過とともに変化を続けます。何が残すべき要素であり、何が消滅していくのか。そもそも、変化する前と変化した後とで、作品の意味は変わるのか変わらないのか。芸術作品の「生」をとらえようとするこの試みは、作家のみならず、鑑賞者、作品の保存修理にあたる技術者、モノの継承を使命とする美術館・博物館に対して、存在するということについての、より根源的な問いを投げかけることでしょう。

 2019年度企画展「タイムライン 時間に触れるためのいくつかの方法」

●画像をクリックするとPDFでご覧いただけます●

主催:京都大学総合博物館

共催:京都大学大学院人間・環境学研究科、東海大学 創造科学技術研究機構

後援:京都府教育委員会、京都市教育委員会

企画:タイムライン展実行委員会

協力:イダショウイチスタジオ、KAYOKOYUKI、豊田市美術館、株式会社ニコンインステック、東山アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)、株式会社 堀場テクノサービス、森絵画保存修復工房

助成:公益財団法人 花王 芸術・科学財団、公益財団法人 朝日新聞文化財団

出品作家

 井田照一 大野綾子 加藤巧 土方大 ミルク倉庫+ココナッツ

展覧会URL

  http://artandarchive.com/timeline/

会期中の展示替えについて

 5月22日より、井田照一作品(豊田市美術館所蔵)を展示替え

関連イベントの開催について

2回にわたってシンポジウムを開催します。

Vol.1「タイムライン展解題- 制作・展示・作家からの声を中心に」

Vol.2「タイムライン展をふりかえる- 現代美術の保存・修復・記録をめぐって」